持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

MNCの影響力

 今、スチュアート・L・ハートの『未来をつくる資本主義』を読んでます。

BOPビジネスの原典ともいえる本で、少し古くはありますが、CSR担当者としては一読に値する本だと思います。

 

その中で、“多国籍企業が世界経済全体に占めるウェイトは年々大きくなる”といった記述があり、それらが世界に占めるGDPの割合は約1/4となっていました。

だから、これからの社会は国家主導ではなく、企業(とりわけ多国籍企業:Multi National Company)がリードする時代というわけです。

 

ということで、世界銀行のHPから各国のGDPのデータを拾いだし、それとフォーチュン500のデータをもとに、実際にどれくらいのウェイトを占めているのかをみてみました。(下のグラフ:単位はUS$)

ちなみに、500社分のデータを入力するのはたいへんなので、100社分で作ってます。

 

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10.3%

 

すごいですね。

たった100社で世界のおよそ1割の価値を創造してるわけですから。

すべての多国籍企業を集めると1/4くらいにはなるのかもしれません。