持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

日本が飢餓解消に向けて22億円の支援

2016年9月9日付の国連WFPニュースによると、日本政府は困難な状況におかれている人々に対し国連WFPが行っている11カ国への食糧・栄養支援活動に対して、22億2千万円をアフリカ10カ国とスリランカに対して拠出金として提供したそうです。

ちょうどタイミング的には、先月8月27日のケニア・ナイロビでのTICADにあわせた感じですね。

 ただ、このニュースはあまり報道されてなかったと思います。

人道支援とはいえ、経済的や政治的にいろいろな思惑があってのことだとは思いますが、せっかく税金から投入しているわけですから、国民に対してうまく伝えていくべきでしょうね。

 

日本、アフリカの飢餓解消に向け国連WFPの栄養事業を支援 | 国連WFP

 

 

ではここで、飢餓問題について少しまとめてみたいと思います。

今、世界の9人に1人が飢餓に苦しんでいるといわれています。

とはいえ、食糧自体は地球全体で余っています。

 

ではなぜ飢餓が起こるのでしょうか?

 

原因は、いくつかあるようです。

1.経済的に貧しいから食糧が買えない(輸入できない)

2.交通インフラが不十分なため、食糧が安定的に供給されない

3.電力インフラの整備が進んでいないことで、食糧の保存ができない

4.地球温暖化に伴う気候変動によって農産物が安定的に生産できない

5.植民地時代の名残りで農業用地が輸出用の作物の生産にあてられている

6.農業用水が不足している

などなど。

 

数年前には、バイオエタノールといったバイオ燃料が脚光浴び、その結果とうもろこしなどが投機対象となって穀物全体の価格が上昇しました。

また、温暖化による異常気象に農業技術が対応しきれていないという問題もあります。

もちろん、アフリカやアジアの貧しい国で起こっている人口増加も抑制していく必要があります。

 

詳しくは、特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールドのHPで確認ください。

飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD