内部監査員教育をしました その1
内部監査員教育をしました。
今回は、内部監査経験者に対する2015年度版への対応のための教育です。
13時から17時までの4時間の間に、規格の改定ポイントをメインにした講義と、ちょっとした監査演習を行いました。
はっきりいって、これだけで監査ができるとは思えませんが、だからといって、もっと時間をかけたところで結果は似たようなものだと思います。
幸いにして大きな環境負荷や環境リスクを抱えているわけではないので、内部監査の実践を通してボチボチ理解していけばいいでしょう。
ただ、そうはいってもキーとなる部門については心配なので、私も監査に動向するつもりです。
それにしても、ISO監査は難しいです。
以前はISOの知識を広く習得させる意味もあって、内部監査員をどんどん育成してましたが、年に一度の内部監査のときにだけISOに触れてるようでは理解は深まりっこありません。
年とともに内部監査経験者の数は増えるけど、毎年毎年素人監査を繰り返すばかりで、監査ごっこのような茶番監査が、かえってISOの印象を悪化させていたように思います。
2015年度版への改定を機に、内部監査のあり方を見直すべきですね。
もともとある内部監査部門にISO14001の内部監査も面倒みてもらって、監査員も少数精鋭で質を重視した監査に切り替えていきたいです。
だって、J-SOXの「全社統制」の監査なんて、ISOと似たようなことしてるんですから。
監査側からも、全社のマネジメントシステム統合に向けて働きかけるのもいいと思います。