内部監査員教育をしました その2
内部監査員教育を前回の兵庫県の工場につづいて神奈川県の工場でやりました。
今回の対象は8名。
前回に比べるとおとなしい雰囲気でしたが、最後の発表のときの意見は的確だったので、ちゃんと聞いてくれてたみたいでほっとしました。
演習のときにはそこそこできても、実際の監査となるとなかなかうまくいきません。
若手の監査員では部門長に対して厳しい指摘ができない、というのがほとんど。
そのために、監査チェックリストを厳格につくってはいるのですが、どの部門でも通用するように作っているため一般論的になってしまい、部門長はそういう甘い部分を目ざとく見つけてすぐにそこへ逃げ込みます。
かといって、そういう甘い部分を埋めるだけの知識やノウハウを持った監査員もそうそういません。
そりゃそうですよね。
内部監査員とてふだんは自分の仕事をしてるわけで、ISOには年に数回触れる程度ですからね。
また、いくら監査員側に分があったとしても、本業での役職や年齢といった“立場”に正義は屈したりするので、監査は特権を持った人たちで行うべきです。
社長直轄の内部監査部門に環境監査も面倒をみてもらって、その際のチェックリストはISO14001の要求事項に沿ってやるのがいいんですけどね。(何度も言ってますが・・・)