持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

環境審査員への道 その2

審査員補の資格は4年ほど前に取りました。

それ以来、この使いもしない資格に対して毎年更新料を払って維持しています。

CEARに支払う更新手数料だけで年間1万3千円弱。

それに、CPD(スキル維持のための教育5.5h以上)を外部の教育機関で受ける場合は、その分の費用(2万5千円から3万円程度)の費用がかかります。

私の場合は、1万3千円を自腹で支払い、CPDは自習というかたちで処理しています。

 

昨年の12月、私の会社でISO14001の更新審査がありました。

私は事務局のメイン担当です。

 

審査初日の昼休み、私は審査員に呼ばれました。

 

思い当たる節はまったくありません。

「なにかマズイことでもあったかな・・・・」

と不安を抱きつつ審査員のもとへ。

 

「いやー、深刻な話じゃないので気楽に聞いてください。

あなたの名刺に"審査員補”とあったので、ちょっとお話できるかなと思って」

そういわれても何のことやらさっぱり検討もつきません。

「はぁ、そういうことですか・・・」

 

「ところで、どうですか? 審査員をやってみたいというお気持ちはないですか?」

 

えっ、これってスカウト?

そんなこと、今ここで言われても・・・

私の戸惑う様子を察してか、あわてて言葉を継いできました。

「会社を辞めろってわけじゃないんでご心配なく。

もしも会社が許すのであれば、会社に勤務しながら審査員としての活動もやってみる気はありませんか? 実際にやられてる方もいます」

もちろん私はOKです。

ただ、会社が何というか・・・・

「会社に相談しないとダメでしょうから、いちど上司に相談していただいて、それから返答いただければ結構ですから。

ぜんぜん慌ててませんので。

前向きにご検討ください」

 

私にとってはまさに青天の霹靂というか、渡りに舟。(いつかは審査員を目指したいと思っていましたから)

 

さっそく上司と担当の役員に相談してみました。

すると、心配するどころか、

 

あっさりOK。

 

ほんとにいいの? と思いつつ、彼らの気が変わらないうちにとさっさと話を進めました。

 

これから審査員に向けての準備をすることになったわけです。

 

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審査員になるには、まずは審査機関に登録しなければなりません。

私の場合は審査機関に直接登録するのではなく、審査機関のパートナー企業に登録して、そこから審査機関の名刺をもって審査に行くカタチになります。

そのためにも、まずは私自身が審査機関の審査をパスしないといけません。

つまり、審査機関の面接を受けるわけです。

 

そこで面接に合格すれば、さらにそこから先のカリキュラムが待っています。

 

審査機関の面接・テスト → 審査機関の講習(5日間) → 現地審査研修(4回程度) 

 

これらを経て、ようやく審査員になれるそうです。