持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

「メタバース大競争時代 米見本市CES」 朝日新聞 2022.01.08 朝刊7面

―記事概要

 

7日に閉幕の米技術見本市「CES」で最も注目を集めたひとつが、「次世代のインターネット」と期待が集まる仮想空間メタバース

メタバースは、めがね型の仮想現実(VR)端末を通して、仮想空間の中でアバターがさまざまな経験をするもので、エンターテイメントだけでなく原発事故現場の作業や将来は火星に投入するような構想もある。

今の段階では、めがね型端末の重量や普及など克服すべき課題も多いが、今後は改善が進み将来的には2025年の段階で5千万台ほど(20年は900万台の実績)普及すると見込んでいる。

CESでは、自動車や半導体メーカーが構想を披露すると同時に、日本からもパナソニックソニーなどがブースを出展。

 

 

―コメント

 

実体験があってこそ想像の世界を楽しむことができるのだと思います。

原発事故の処理など社会課題の解決に使うのはいいとして、仮想空間でアバターが物語を紡いでいくことに時間や資源を使ってていいのだろうか?

人も他の動植物と同様に、生存と子孫繁栄の営みを自然と共棲しながらやっていくことが本質としてあって、それが全然できていない状況でエンターテイメントに時間やエネルギーを費やすことに疑問を感じます。

今、「資本主義を見直そう」という動きがある中で、大きな経済市場が見込めるからという理由でメタバースが注目を集めるというのは、どうなんでしょうか・・・