持続可能な未来に向けて

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「デジタル教科書 全小中学に提供 新年度」 朝日新聞 2022.01.09 朝刊2面

―記事概要

 

文部科学省は紙の教科書をデータ化したデジタル教科書を2024年から本格的に導入するとし、その実証事業として全小中学校に無償で提供する。

2022年の新年度からは、外国語(英語)を全対象者に配布し、デジタル教科書や教材から流れる朗読音声を使うことの効果を検証するとしている。

また、外国語以外にどの教科を対象とするのかや、紙の教科書と同様に無償化するかどうかなどの判断を22年度中に決める方針。

 

 

―コメント

 

デジタル化されることで、重い紙の教科書を毎日持って通学するということからは解消されます。

一方、デジタル端末の破損リスクは新たに発生。

しかし、少子高齢化で限られた労働人口でより多くの価値を生み出そうというのであれば、より効率的かつ有効な学習に切り替えていく必要があるので、その程度のリスクは取るに足らないと思います。

ただ、デジタル端末という「カタチ」だけでなく、従来からの「重い教科書を毎日運び、先生の言うことに従順に聞いて、考えることよりも覚えることを重視する教育(=協調性ばかりに重きを置いて創造性を育てない教育)」という旧態依然の教育思想も同時に変えないと意味がないと思います。