「男女格差 あなたの地域は?」 朝日新聞 2022.01.25 朝刊7面
―記事概要
「足元の格差をみつめてみよう」との思いから、「九州男児」など男性優位の印象が強い九州の経済連合会がジェンダーギャップについて、11の地域にわけて「見える化」した。
※指数は「1」に近いほどギャップが小さいことを表す
1位 沖縄 0.659(指数)
2位 南関東 0.654
3位 四国 0.650
4位 北陸 0.649
5位 中国 0.649
6位 近畿 0.649
7位 北関東・甲信 0.646
8位 東北 0.642
9位 九州 0.641
10位 東海 0.638
11位 北海道 0.627
九経連は世界経済フォーラムと同様に経済、教育、健康、政治の4分野に加え、「理系学部生の男女比」など独自の項目も加え、それぞれの指数と順位を出した。
中でも地域格差が目立つのは、「自治体議員の男女比」で南関東(0.309)に対して最下位は沖縄(0.111)だった。
指数をとりまとめたグループのリーダー、JR九州人事部担当部長は九州地域の9位に対して、「みんなの予想通りでした」と苦笑しながらも、「施策を考える材料にしたい。ここからが本当のスタートです」と。
一方、ジェンダーもんだいに詳しい中央学院大の皆川准教授は「これまで経済団体は男女平等の実現に前向きとはいえなかっただけに、九経連の取組みは評価できる。今後、改善に向けてどうしようと考えているのかも発言してほしい」と話す。
―コメント
都会と田舎、北と南、産業構造・・・、地方ごとにそれぞれ特色はありますが、この順位を見る限りあまりそういった違いは関係ないようですね。
意外でした。
有識者のコメントにもあるように、これからどうするかが大切ですね。