持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

「パナ、テスラ向け量産 新型大容量EV電池供給へ」 朝日新聞 2022.02.3 朝刊7面

―記事概要

 

パナソニックは、これまでに比べ1本あたりの容量を5倍に増やし航続距離が約2割伸ばせるというテスラ向けの新型バッテリーを、和歌山の工場で量産することを発表。

試作品はすでに完成し、2022年度の早い時期には試作ラインも立ち上げる。

また、欧州自動車工業会によると、欧州全体での2021年度のガソリン車を含む新車全体の新車販売台数は、ガソリン車で17%、ディーゼル車で33%の減少。しかし、電気自動車(EV)は前年比63%増となり、全体で1.5ポイント前年を下回ったもののEV車の伸びが際立った。

EVがもっとも売れたのはドイツで前年比83%増、次いで英国が76%増、フランスが45%増。

25年にガソリン車の新車販売を廃止するノルウェーは48%増だった。

 

 

―コメント

同じ朝刊の3面に「脱炭素へ原発 欧州委決定」という記事があり原発は過渡期としての必要な措置」とする決定が下る見込みだそうです。

これだけの勢いでEVが普及しつつある現状を考えると、原発もやむを得ずってことなのでしょう。

日本ではあまり街中でEVを見ることはありません。

仕事で関係している自動車工業会などからの情報でも、EVについてはあまり目立った話をききません。

背景には、自動車工業会やその傘下の団体のトップはほぼT社出身者が占めているからでしょう。

とはいえ、実際に日本が欧州並みにEV化すると電力需要はさらに増え、その一方でカーボンニュートラルに向けて減産するガソリンの高騰と相まって、経済だけでなく暮らしそのものも厳しい状況を迎えるのは必至。

そう考えると、まずはハイブリッド、その後はEVというのは妥当なのかも・・・