持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

やはり温暖化は進んでるようです

最近よく訪問するScientific American のHPに「ハワイのマウナロア観測所での2016年9月のCO2濃度が400ppmを超えた」という記事がありました。

通常、大気中のCO2濃度は、一年を通して9月が低くなる傾向にあるそうです。

その理由は、夏(北半球)に繫茂した植物のおかげで炭酸浄化作用が活発になるからです。

しかも、これから秋にかけては落葉の季節。

光合成による炭酸浄化の勢いは衰え、浄化されないCO2によって大気中の濃度は上昇していきます。

というわけで、一年で一番いい数字がでるこの季節ですら400ppmを下回ることがなかったわけです。

 

データの出所であるマウナロア観測所のHPを覗いてみました。

 

f:id:murachan2feb:20160928215437p:plain

メモリのないこのグラフでは具体的な数値は読み取ることはできませんが、全体的に右肩上がりであることはわかります。

この右上がり基調は下がることはないと、Scientific America の記事でも断定的な言い方をしていました。

 

ちなみに、下のグラフはJAXAが出している温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によるデータです。

2015年12月のデータ、つまり条件的に不利な月のデータで400.2ppmとなっていますから、2016年の春先に向けてさらに上昇し、4月あたりからガクンと下がり始めていることでしょう。

f:id:murachan2feb:20160928220036p:plain

400ppmで大騒ぎをしているわけですが、そもそも”400”という数値はどういう意味があるのか?

 

400ppmを越えたら地球はどうなるのか?

 

調べたところ、単に”400”という数字が、キリがいいからみたいです。

 

では、いったいどれくらいまでCO2濃度は上がるのか?

そして、上がりきったときには何が起きるのか?

 

これには諸説あります。

 

f:id:murachan2feb:20160928220622p:plain

 

上にグラフは、地球環境研究センターの2013年8月号のニュースからの抜粋です。

ただ、このような高濃度社会がどのような社会なのかについては、具体的な記述がなく「今後は、ますます温暖化が激しくなる」としか書いていませんでした。

なんだか、少し歯切れが悪いですね。

 

www.scientificamerican.com