持続可能な未来に向けて

主にサステナビリティに関することを書いていきます。

ISO14001規格解説

ISO14001:2015 6.1.3 順守義務

6.1.3 順守義務 組織は、次の事項を行わなければならない。 a) 組織の環境側面に関係した順守義務を特定し、参照する。 b) これらの順守義務を組織にどのように適用するかを決定する。 c) 環境マネジメントシステムを確立し、実施し、維持し、継続的に改善す…

ISO14001:2015 リスクと機会 その1

産業環境管理協会(CEAR)の審査員への最新情報講演会に行ってきました。 現役の審査員で、しかも通産2000回以上は審査しているという超ベテランの方の講演でした。 内容は、ISO14001の2015年度版で審査する際のポイントについてでした。 これから審査員にな…

ISO14001:2015 6.1.2 環境側面

6.1.2 環境側面 組織は、環境マネジメントシステムの定められた適用範囲の中で、ライフサイクルの視点を考慮し、組織の活動、製品及びサービスについて、組織が管理できる環境側面及び組織が影響を及ぼすことができる環境側面、並びにそれらに伴う環境影響を…

ISO14001:2015 6.1.1 一般

6 計画 6.1 脅威及び機会に関連するリスクへの取組み 6.1.1 一般 組織は、6.1.1~6.1.4に規定する要求事項を満たすために必要なプロセスを確立し、実施し、維持しなければならない。 この項から難所に入っていきます。 まず最初に、6.1.1(一般)、6.1.2(環…

ISO14001:2015 5.3 組織の役割、責任及び権限

5.3 組織の役割、責任及び権限 トップマネジメントは、関連する役割に対して、責任及び権限が割り当てられ、組織内に伝達することを確実にしなければならない。 トップマネジメントは、次の事項に対して、責任及び権限を割り当てなければならない。 a) 環境…

ISO14001:2015 5.2 環境方針

5.2 環境方針 トップマネジメントは、組織の環境マネジメントシステムの定められた適用範囲の中で、次の事項を満たす環境方針を確立し、実施し、維持しなければならない。 a) 組織の目的、並びに組織の活動、製品及びサービスの性質、規模及び環境影響を含む…

ISO14001:2015 5.1 リーダーシップ及びコミットメント

5.1 リーダーシップ及びコミットメント トップマネジメントは、次に示す事項によって、環境マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメントを実証しなければならない。 a) 環境マネジメントシステムの有効性に説明責任を負う。 b) 環境方針及…

ISO14001:2015 4.4 環境マネジメントシステム

4.4 環境マネジメントシステム 環境パフォーマンスの向上を含む意図した成果を達成するため、組織は、この国際規格の要求事項に従って、必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む、環境マネジメントシステムを確立し、実施し、維持し、かつ、継続的に改善し…

ISO14001:2015 4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定

4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定 組織は環境マネジメントシステムの適用範囲を定めるために、その境界及び適用可能性を決定しなければならない。 この適用範囲を決定するとき、組織は、次の事項を考慮しなければならない。 a) 4.1に規定する…

ISO14001:2015 4.2 利害関係者のニーズ及び期待

4.2 利害関係者のニーズ及び期待 組織は、次の事項を決定しなければならない。 a) 環境マネジメントシステムに関連する利害関係者 b) それらの利害関係者の、関連するニーズ及び期待(すなわち、要求事項) c) それらのニーズ及び期待のうち、順守義務となる…

ISO14001:2015 4.1 組織及びその状況の理解

4.1 組織及びその状況の理解 組織は、組織の目的に関連し、かつ、その環境マネジメントシステムの意図した成果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を決定しなければならない。こうした課題には、組織から影響を受ける又は組織に影響を与…